マージンコールとは
FXは「外国為替証拠金取引」の名の通り、預けたお金が「証拠金(担保)」として取り扱われます。
これが外貨預金などとは大きく違うところです。
そして、各FX証券会社では、口座にある証拠金以上に損失が発生しないよう「マージンコール」(追証)や「ロスカット」(強制決済)といった、投資家を保護するための仕組みを設けています。
まず、「マージンコール」は、証拠金に一定の損失が発生した場合、FX証券会社が顧客に対して知らせるものです。
今の段階では市場から「退場」にはならないけど、「危ないよ」というサインです。イエローカードみたいなものです。
担保の残りの余力を示す数字を「証拠金維持率」というが、これはFX証券会社によって「取引に必要な証拠金額の〇%は維持して下さい」と決められています。
細かい仕組みは各FX証券会社によって異なりますが、例えば10万円を口座に振り込んで証拠金とし、1ドル(米)=100円の時に1万ドル(米)買ったとします。
為替レートは上がったり、下がったりするので、その度に含み益や含み損が出たりして、証拠金の評価額も上下します。
そして、含み損が証拠金の50%(この場合は5万円)に達したら、マージンコールが発生します。
マージンコールが発生した場合、決められた期日までに口座にお金を振り込んで証拠金を増やすか、取引を一部決済する事で維持率を高めることができます。
・マージンコールを無視した場合はコチラ