いつも誰かと一緒にいたり、誰かと会話やLINE、メールやチャットをしたりしていると、重要な決断の為の内省(自分の考えや行動を深くかえりみる)が不十分になります。
これは、ふと自分に訪れた人生のターニングポイントでも決断できない人になるリスクがあります。
内省が足りない人は、リスクや不安ばかり大きく捉えがちです。
もちろん、決断のペースは感情ですが、その感情を捉えて論理的に構築して、「だからやる、やらない」という自分のペースを支える根拠にしなければ、思考はどうしてもネガティブになり、行動を躊躇する傾向が強くなります。
例えば、毎日会社に行っていると、特に物事を考えなくても、時間はなんとなく過ぎていきます。
自分であれこれ生き方を考えなくても、とりあえずは生きていけます。
朝起きて会社に行けば仕事が待っていて、それをすると評価され、給料が貰えます。
帰宅をするとお腹が空くから夕食を食べます。
なんとなく暇だからネットやテレビを見たりして過ごします。
眠くなったら寝ます。
その日その日をどう生きるかなんて考える必要がありません。
自分の方向性や未来を確認しなくても、5年や10年はあっという間に過ぎてしまいます。
こういう日常を繰り返していれば、どれだけのチャンスを逃してきたのかは、無意識に生きているから気付かないんです。
選べたのに、選ばなかった自分。
まだやれる余力があったのに、やり尽くさなかった自分。
失敗した時の損害は、実はそんなに大きくないのに、それを過大視して恐れた自分。
客観的に見れば、こういう風に見えます。
シンプルに考えれば、私たちの人生は、
朝起きて→通勤して→仕事をして→帰って→寝る
という事を繰り返しています。
この生活を40年以上も続けているだけです。
しかし、それが幸せな人生になるかどうかの差を分けるのは、その間に本当にやりたい事ができているかどうかです。
私は、やりたい事ができているのであれば、結果がどうであっても、貯金や収入がどうであっても、それは成功だと思います。
私たちは、好きな事をやって幸福感を得る為に、色々努力したり耐えたりしているからです。
なので、やりたい事をやる為にやりたくない事もしないといけないんです。
簡単に楽な道に進もうとしないで下さい。